技術は一言では言えない。うまいにも、いろんなうまいがある。
何をもって、何の技術がうまいのか。
うまいにもいろんなうまいがある。
技術は一言では言えない。
リフティングがうまいのも技術。
ドリブルがうまいのも技術。
トラップがうまいのも技術。
シュートがうまいのも技術。
何を持って、何の技術がうまいのか。
今回は、守備の技術について。
・ 奪う技術
・ カバーリングの技術
・ パスコースを読む技術
・ ポジショニングの技術
・ ファーストタッチの位置を読む技術
・ シュートコースを限定する技術
・ ディフェンスラインをまとめるあげる技術
・ ボランチ・ゴールキーパーと連携してゴールを守る技術
・ 奪った後のオーバーラップのタイミングの技術
・ マークをぼやかして、同時に2人〜3人をみる技術
・ ディフェンスラインのコントロール技術
などなど。
1994年 ワールドカップ アメリカ開催の大会から・・・
この大会の決勝戦は、ワールドカップの決勝戦の歴史の中で、おもしろくない試合という人も多いが、個人的には、むちゃくちゃおもしろかった試合のひとつ。
正直、怪我明け1試合目のバレージが当時のブラジルの強力ツートップ(ロマーリオ、ベベット)をどんな感じで、ぼやかして、味方と連携しながら押さえるのかしか観てなかった。
もちろん試合は、90分+延長戦+PK戦のプレーのひとつひとつを全部観た。
試合後の選手や関係者の人たちの振る舞いも全部観た。
残念ながら、インターネット・新聞・テレビなどの結果速報やダイジェストなどのある偏ったメディアの情報だけに、一喜一憂していてはフットボールの魅力にいつまでたってもたどりつけない。
試合に勝った・負けた、点が入った・入らなかった、あいつが点を決めた・あいつがPKを外したは、氷山の一角。
ただ単に勝った負けたではなく、試合全体の彼のプレーを観れていれば、結果PKを彼が外したとしても、誰も彼を責めることはできない。
試合後の選手や関係者のバレージに対する振る舞いが物語っている。
イタリアが負けても、勝っても、ブラジルが負けても勝っても、結果PKをバレージが外しても、1994年ワールドカップ決勝での怪我明け1試合目のバレージのプレーは、長いワールドカップの歴史の中でも、想像を絶するほど衝撃的で美しい守備技術の高さが詰まったプレーの連続だった。
攻撃的なテクニックばかりが技術ではない。
2手先ではなく、3手・4手先、4手・5手先をタイミングよく読む守備のトータル的な技術に注目。
技術とは、『センス』。『センス』とは、『タイミング』。
フットボールは、深くて美しい。
フランコ・バレージ(元イタリア代表 主将)
所属チームだったACミランの6番は、今もなお永久欠番。
1994年 ワールドカップ アメリカ大会 イタリア vs ブラジル 決勝のみのプレーから。
多くの守備の技術のクオリティの高さが詰まったプレー。
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