教えていないふりして、教える。教えているふりして、教えていない。
サッカーは、その時の場面、場面や相手の状況によって変わるので、教えればなんとかなるというものでもない。
教えれば、ほどほどにはなるが、突き抜ける子が育つとは限らない。
サッカーを観ない子、サッカー中に起きてる状況を把握できていない子に、教えてなんとかなるものではない。
大きくなったら動画ぐらいの場面を観れてないと厳しい。
90分の試合の場面場面の奥深さを感じて、サッカーが観れていたら、小さい時は、少々サッカーが下手でもうまくなる。
まずは、
サッカー好きになって、好きなサッカーチーム、好きな選手を創って、その好きな選手の試合中のボールを持っている時、特にボールを持っていない時の動きや相手チームの動き方によってどんな選択肢を持っているのか創造できるようになってほしい。
例えば、
最近お気に入りの
ベルナルド・シウバのプレー。
174㎝、64kg。
サイズがそんなに大きくなくても、足がそんなに速くなくても、読みと動きだしの早さ、サッカーIQがあればなんとかなる。
自分の試合観る時間を削って、うまい人の試合を観る時間を作った方が良いと思う。
負けてるチームでもうまいプレーしてる場面もある。
負けてるチームに、実は、1番うまい子がいる時もある。
ハーランドのように点はとっていないが、試合の中で一番存在感のある選手が、点をとっていない選手な場合もある。
教えてもらってできることはしれているし、教えてすぐにできたら誰も苦労しない。
自分の目で、サッカーで観たプレーを、自分の頭で考えて、創造して、真似て、プレーして、失敗して、工夫して、少しづつ自分のものにして行く。
なかなか公園でボールを蹴らしてもらえないと思うので、うちのトレーニングは、基本は、ミニゲーム中心にしているし、うちの施設名は、ボンボネーラ岡山交流広場・・・。
指導をはじめて最初の頃は、きっちり教えていたが、
ここ10年ぐらいの指導のテーマは、
教えていないふりして、教える。
教えてるふりして、教えていない。
ジュニア年代は、
きっちり教えてた時より、教えてないふりして、教えている時の方が、意外とよく育つ場合もある。
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